技術検定試験のご案内
スタッド協会では、スタッド溶接技術の発展と健全な普及を目的として、 技術検定試験を実施しています。- 技術資格および作業範囲
溶接技能者の資格の種別および作業範囲は以下の通りです。技術資格および作業範囲 級 資格の種別 作業範囲 基本級(下向) A級 スタッド軸径22㎜以下の下向き溶接 専門級(全姿勢) B級 スタッド軸径16㎜以下の横向き溶接 スタッド軸径16㎜以下の上向き溶接 スタッド軸径22㎜以下の下向き溶接 専門級(太径) F級 スタッド軸径25㎜以下の下向き溶接 -
技術資格の有効期間
技術資格の有効期間は、資格が認定された月の翌月1日から3年となっています。継続手続をするとさらに3年延長することができます。
なお、専門級の同時受験に関し、すでに専門級の資格を有する方が、現有の専門級資格の有効期限の3ヶ月以上前に、別の専門級資格との同時受験により更新試験に合格した場合、現有資格の有効期間は、新たに認定された月の翌月1日から3ヶ年とします(短縮されます)。また、専門級の更新の同時受験の場合も同様の扱いとします。
(継続手続による有効期間の延長は3年間のみで、6年目以降引き続き資格を保持するためには更新試験を受験する必要があります。 )
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- 技術検定試験の種類
技術検定試験の種類は、次の3種類があります。
・基本級資格取得試験 (A級)
・専門級資格取得試験 (B級・F級)
・更新試験 - 試験場所
技術検定試験は原則定時試験となっていますが、必要に応じて臨時試験とすることもできます。なお、臨時試験において、引張試験等のために試験片を輸送する場合は、検定委員が試験片にサインまたは刻印をするものとします。
>>試験日程・会場
- 技術検定試験の運営と立会・判定
技術検定試験は試験員が運営し、検定委員会から選出された検定委員が立会います。立会の検定委員は学科試験(基本級資格取得試験のみ)と実技試験の結果により合否の判定を行い、検定委員会にその結果などを報告します。
- 講習会の受講
更新試験の受験または継続手続をするためには、申請日前1年以内にスタッド協会が開催する講習会を受講してください。なお、専門級(全姿勢)と専門級(太径)の有資格者については、先に取得した専門級の資格の更新試験の受験または継続手続の申請前1年以内にスタッド協会が開催する講習会を受講する必要があります。後で取得した専門級の資格に対する講習会は、前記講習会で代替することができます。
その受講証明書を更新試験または継続手続の申請時に提出してください。講習内容は以下の通りです。
また、基本級(下向)の有資格者が専門級資格取得試験を受験する場合、基本級資格の有効期限が6ヶ月未満になった方は、受験の前に講習会を受講してください。
(1)スタッド溶接に関する溶接技術(最新技術、施工不良例と対策など)や安全などの知識
(2)スタッド溶接とそれに関わる設計・施工の知識や最近の話題
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